合唱は西中の宝物

 西中の学級合唱は、年を経るごとにその表現を深く豊かなものにしてきました。それは、毎年少しずつ様々な取り組みを重ねることによって形づくられてきたものです。元気のよい挨拶、全力を注ぐ応援、みんなの力を結集する体育祭などをとおして、西中生は大事な事に臨む気持ちや態度を鍛えていきます。そして合唱は、それをさらに磨くために欠かせない機会となっています。それは、声の大きさや気合だけでは美しい合唱は出来ないからです。 「歌う」の語源は、「訴える」という説があります。歌うという行為は、相手に伝えたいという気持ちがあって生まれたものなのでしょう。それにふさわしい声の響き、曲の表現、ハーモニー、そして想いを伝えようとする心を学級のみんなで創り上げる営みが合唱です。それは、言葉で言うほどたやすいものではないことは、生徒たち自身が一番よく分かっていると思います。 今年の合唱コンクールで一番印象に残ったのは、2・3年生の合唱に表情の豊かさが増していたことです。コンクールにかける思いはどの学級からも強く感じました。それとともに、楽曲を通して伝えたい想いの深さが、歌う口の開きや言葉の扱い、息遣いなどの表情から伝わってくるのを感じました。西中の生徒たちが、こんなに素晴らしい表現を自分たちの力で磨き上げることができたことを、とても誇らしく思います。 かつて西根中音楽部は、部員の他に有志生徒も加わり、全日本合唱コンクール岩手県大会に平成22年まで15年連続出場を果たし、東北大会でも何度も入賞を重ねていました。上位の大会に出場する度に他校の優れた合唱に刺激を受け、自分たちの合唱をさらに磨き高め続けていたのだと思います。2年前から校内でも学年合唱集会が定期的に行われるようになり、西中祭前には学級単位の交流も生まれています。他の優れた表現に触れることが自分たちの励みとなり、その表現を高めてくれるのです。それは、磨かれる程に光る宝石のようです。そうやって西中の合唱が、これからもさらに輝いていくことを期待しています。 h27nishichusai02 h27nishichusai03

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